両首脳はそれぞれ、主に次のように述べた。

ーー胡錦濤主席

　経済のグローバル化が進むにつれ、現在、国際産業構造の調整が加速している。中ロ両国の経済はいずれも、急速発展という好ましい時期にあり、両国は自国の今後5年間の経済発展目標を確立している。両国が今後5年に経済発展目標を実現させる過程では、両国の互恵協力のためにより多くのチャンスが生まれ、より広い場が開けるだろう。両国の企業家は、この大きな流れをはっきりと認識し、好機を逃がさず、発奮して能力を発揮し、協力の水準を高め、互恵と相互両得を実現すべきだ。双方は、貿易の規模と質の向上を加速させ、双方向の投資協力を積極的に推進し、エネルギー資源開発協力を深め、ハイテク協力を強化し、両国の貿易投資環境の改善を図っていくべきだ。

　企業は、国際経済技術協力を強化する主力だ。中国政府は、両国の企業による多階層、多分野にわたる互恵協力を一貫して支持しており、また今後も支持していく。私は、両国の企業家らがより多くのパートナー関係を結び、より多くのビジネスチャンスを模索し、より多くの協力を行い、中ロ経済技術協力と両国の戦略的協力パートナーシップ発展を一層推進するために、より大きな貢献を果たすよう望む。

ーープーチン大統領

　ロ中両国の経済貿易協力は著しい成果を上げており、投資協力の発展は速く、エネルギー協力も好ましく進展している。双方は、ハイテク、農業、交通・運輸、金融、電気通信、観光、教育などの分野における協力や、地域間の協力を推進するべきだ。

「人民網日本語版」