イランの最高指導者ハメネイ師は21日、イランは核開発計画の継続を決定したと発表しました。
ハメネイ師はこの日のテレビ談話で、「イランは核エネルギー問題に関する方針を決定し、これまでの道を力強く進むだろう」と述べました。
イラン原子力庁のサイディ次は、包括案受諾の前提条件となるウラン濃縮の停止について、「イランはこの技術を手にしており、もはや交渉の前提条件とは成り得ない」と述べ、ウラン濃縮中止を拒否する姿勢を改めて明確にしています。
これを受けて欧州委員会理事会のソラナ事務局長は、EUはイランとは核問題で接触を保っていくとしています。
オーストリアのメディアはこの日IAE・国際原子力機関の高官の話を引用し、イランはIAEAの査察チームによるイラン中部の核施設に対する査察をすでに拒否していると報道しています。
|