イランのモッタキ外相は9日、アメリカが核問題では二重の基準をとり、「核拡散防止条約」に違反していると非難しました。
モッタキ外相はこの日、イランを訪問した日本の国会代表団と会談した際、「アメリカは核問題では二重の基準をとっている。アメリカはかつてのパーレビ国王時代にイランのウラン濃縮活動と原子力発電所の建造を奨励していたが、今でははこれを妨害している。これは『核拡散防止条約』など国際文書に違反するものだ」と指摘しました。
モッタキ外相はさらに、「国連安保理によるこのほどのイラン核問題に関する決議採択は不法なもので、これは国際社会の大多数のメンバーの意思を代表できるものではない」と述べました。
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