イランを訪問している中国の崔天凱外務次官補は15日メディアに対し、「中国は、イランがチャンスを逃さずに核問題に関する6カ国包括案に積極的に応えるよう希望する」と述べました。
崔天凱次官補は、「中国は、外交ルートを通じてのイラン核問題の平和解決を終始主張している。中国は、イランが6カ国包括案に積極的に応えるよう希望し、また、その他関係国が必要な行動を取って交渉再開の条件を作り上げるよう期待している」と述べました。
崔天凱次官補はこの日、イランの核交渉責任者であるラリジャニ最高安全保障委員会事務局長やアラグチ外務次官と会談を行い、イラン核問題や共に関心を寄せる国際問題と地域問題について踏み込んだ意見交換をおこないました
6月6日、EU・欧州連合理事会のソラナ事務局長はイランに、核問題解決に関する「6カ国包括案」を提出しましたが、この包括案については国連の5つの常任理事国とドイツの外相が合意に達したものです。
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