イラン外務省のアセフィ報道官は20日、テヘランで記者会見し、「イランは今なお、ウラン濃縮活動を一時的に停止する時間表は持っていない」と述べました。
アセフィ報道官は「ウラン濃縮を一時的に停止することは過去に戻ることを意味しているが、イランは今なお停止の時間表を持っていない。核問題を交渉で解決するが、この交渉はいかなる前提条件をも付けるべきではない」との考えを強調しました。
ロシア、アメリカ、中国、イギリス、フランス、ドイツが6月に提出したイラン核問題解決に関する包括見返り案について、アセフィ報道官は「イランはこの一括見返り案への審議が最終的段階に入ったが、この案には複数の側面があるため、我々の回答も多角的になるだろう」と述べました。
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