イランは20日、核燃料を自国で生産すると発表すると共に、「8月の22日に、アメリカ、ロシア、中国、イギリス、フランス、ドイツの6ヵ国の提出したイランの核問題解決に関する包括的見返り案に正式に回答する」と表明しました。
これは、イランの核交渉首席代表であるラリジャニ最高安全保障委員会事務局長が20日発表した声明のなかで明らかにしたものです。ラリジャニ首席代表はこの声明で、「イランは、交渉を通じて意見の食い違いを無くし、問題を解決する用意があるが、アメリカは、交渉に障害を設けようとしている。対決が交渉に取って代わるなら、イランは核政策を見直す以外に選択肢はないだろう」と述べました。
同じく20日、EU・欧州連合を代表するイギリス、フランス、ドイツ3国は、国連安保理理事国にイランの核問題に関する決議案を提出し、安保理が出来るだけ早くこの決議案を採択するよう希望しました。
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