今月の17日から24日まで、中国の温家宝首相は、エジプト、ガーナ、コンゴ共和国、アンゴラ、南アフリカ、タンザニア及びウガンダの7ヵ国を歴訪しました。温家宝首相に随行してこの7ヵ国を訪問した李肇星外相は訪問を終了した際、「今回の訪問は「友情強化、相互理解の増進、協力拡大、共同発展」という目標を達成し、新しい時期における中国とアフリカ関係に深い影響を与えるだろう」と述べました。
李肇星外相によりますと、温家宝首相の今回のアフリカ歴訪はアフリカの東西南北の各区域に及んでおり、ここ数年、中国指導者のアフリカ訪問で訪問国の一番多い訪問となりました。
中国とアフリカの関係発展に与えた影響について李肇星外相は次のように述べています。
「まず第一は、温家宝首相の今回の訪問が中国とアフリカの伝統的友情を一層深めたことである。温家宝首相の今回訪問の主な目的は、中国とアフリカとの友情を深めることにある。アフリカ人民は中国の友人を心から歓迎した。双方の指導者は、いずれも中国とアフリカが遠く離れているにもかかわらず、いつでも友情の深さをしみじみと感じたと表明した。訪問期間中、温家宝首相は学校や工事現場を訪問したり、地元の民衆と交流をしたりし、ある医療センターでエイズ患者を見舞い、いくつかのアフリカ諸国に医薬品を送り、中国人民のアフリカ人民に対する友情を伝えた。
第二は、今回の訪問が互恵、協力共栄の目標を達成したことです。訪問期間中、温家宝首相は南アフリカで演説を行い、中国が平等、相互信頼、協力共栄、中国とアフリカの新型戦略パートナーシップの発展という主張を明らかにした。中国はまた、エジプト、南アフリカと戦略的パートナーシップを深める協力協定に調印し、その他の5ヵ国と戦略的立場に立った両国間の協力に関する共同コミュニケを発表した。中国はアフリカ7ヵ国と71件の協力協定に調印した。これらの協定は、政治、経済貿易、インフラ施設の建設、文化、教育及び科学技術のなど分野に及んでいる。また、中国は、引き続きこの7ヵ国の社会発展に援助を提供することを確約し、各国から好評を博した」
国際では一部の人がアフリカでいわゆる『中国の脅威論』を撒き散らしています。また、アフリカには、中国製商品がアフリカの市場と就職に衝撃を与えることを懸念した友人もいます。これを受けて李肇星外相は、「温家宝首相は、訪問期間中、会談や記者会見などの方式を通じて中国のアフリカ政策やホット・ポイント問題に関する中国の立場を説明した。温家宝首相は、中国は心からアフリカに関心を寄せ、アフリカに援助を提供し、引き続きお互いに尊重し合い、他国の内政不干渉、平等互恵を踏まえて、アフリカとの連携と協力を強化していきたいと強調した。一部の人が撒き散らした言論は事実に合わないし、中国とアフリカ関係の現状にも符合しない無責任なことだと強調した。温家宝首相のこの話しは、中国のアフリカ政策に対するアフリカと国際社会の理解や支持を増進した。この7ヵ国の指導者は、『中国の発展はアフリカにとってチャンスであり、中国はアフリカにとって信頼できる友人であり、パートナーである』との考えを示した」と述べました。
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