四川省の宝興県は、世界で初めてジャイアントパンダが発見された場所として有名だ。同県に暮らす人々も、パンダを保護し、病気や飢えに苦しむパンダを助けるなど、パンダにとっての良い生活環境作りに貢献してきた。宝興県は1979年に蜂桶寨野生動物保護区を設立、現在、同保護区内には140頭の野生のジャイアントパンダが生息している。保護区は1980年代からジャイアントパンダ管理保護所を設置、職員は主に山を見回ることで、保護区内のパンダを看視、病気や飢えに苦しむパンダを迅速に救護する。職員は月間20日近くも保護区内の山奥を巡回しており、一度の巡回の道のりは最長で7日、最短でも1泊2日という。管理保護所はこれまでに、累計で100頭以上のパンダを救っている。
写真(1):職員を連れて山中を見回る蜂桶寨野生動物保護区・鍋巴岩管理保護所の王幇均所長(左)
写真(2):助けられたパンダの「艶琳」に餌を与える同保護所の飼育員、侯燕さん
「人民網日本語版」
|