イラン、アメリカ、アレーシア、フランスなどの国は4日、平和的な手段でイラン核問題の解決を希望するとそれぞれ明らかにしました。
イランのモッタキー外相は、イラン核問題は技術的問題であるとの考えを述べた上で、イラン問題を政治化にしないよう関連諸国に求めました。さらに、モッタキー外相は、「イラン核問題は国際原子力機関と国連の技術部門で討議されるべきで、安保理の付託によって解決されるものではない」と強調しました。
ブッシュ大統領は、アメリカ訪問中のマレーシアのバダウィ首相との会談でも、イラン核問題について話し合いました。席上、双方は外交ルートによる問題解決の重要性を再確認した一方、ウラン濃縮活動の停止に関する国連安保理及び国際原子力機関の決定を必ず守るよう、イランに求めました。
フランスのドビルパン首相も、武力行使はイラン核問題をより複雑化させるだけであると、イランへの武力行使を否定的な態度を示しています。
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