IAEA・国際原子力機関のエルバラダイ事務局長が28日、イラン核問題について国連安全保障理事会に報告書を提出したことを受けて、イラン大統領ら政府高官は29日、「イランは平和目的のウラン濃縮活動を引き続き行うが、何時でも関係方面との協力を繰り広げる用意もある」と示しました。
イランのアハマディネジャド大統領はこの日、「核の平和的利用の問題で、イランは如何なる者とも交渉しない。しかし、イランは、核燃料生産国が核活動で正しい道筋を外れないようにするため、核技術を持つあらゆる国々と対話と協力を展開していくつもりである」と表明しました。
イランのザリフ国連代表はニューヨークで、「イランは、『核拡散防止条約』の規定に基づいて、核活動を続ける。イランの核計画は、平和利用を目的としたものである。イランは、国際原子力機関との協力によって、このことを証明するだろう」と強調しています。
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