イギリスとフランスの代表は3日、国連安保理のメンバー国に決議草案をそれぞれ提出しました。この決議草案は、「イランがIAEA・国際原子力機関と安保理の関連規定を遵守して、すべてのウラン濃縮活動を停止すべきである」と求めると同時に、イランがウラン濃縮活動を停止しない場合、安保理は制裁を実施するとの強硬な態度を示しています。同じ日、アメリカは、イランとの直接交渉はないと表明しました。
国連駐在のロシア代表は3日、関連各国が8日までに決議草案の内容を決めるよう期待した上で、草案はどんな内容であろうと、武力によるイラン核問題の解決は不可能であるというロシアの立場は変わりはない、と明らかにしました。
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