EU・欧州委員会は8日、EU加盟25ヶ国の共同エネルギー戦略制定を目指すエネルギーグリーンペーパーを発表しました。
このグリーンペーパーは、「今年の初め、ロシアとウクライナの天然ガス危機により、EUにはエネルギー供給面の弱さが明るみに出た。このため、EU各国は今後エネルギー供給ルートの多様化を実現し、石油と天然ガスの備蓄を増やし、輸入への依存度を減らしていかなければならない。」と指摘しています。このほか、エネルギーの使用効率を高め、温室ガスの排出を減少し、再生可能なエネルギーの開発を促すこともこのグリーンペーパーの重要な構成部分となっています。
以上のような目標を達成するために、EUは今後20年内に関係インフラ施設のグレードアップに、およそ1兆2000億ドルを投資することになっています。
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