EU・欧州連合の執行機関欧州委員会対外関係担当の委員ワルドナー女史は6日、ブリュッセルで、「表現の自由は全ての宗教と文化への尊重を原則としなければならない」と改めて強調しました。
ワルドナー委員は当日、EUを訪問中のパキスタンのイジャズル・ハク宗教問題相やパキスタン議会代表団と会談を行い、ヨーロッパの新聞がイスラム教の預言者を諷刺する漫画を掲載した事件及びEUとパキスタンの関係などについて意見を交換しました。ワルドナー委員は会談後、「言論を自由に表現するのは基本的な権利である。しかし同時に、相応な義務づけがあり、全ての宗教と文化を尊重するのを原則としなければならない。EU及び加盟国は既存のメカニズムを通じてこの問題での関連方面の対話と相互理解を積極的に促進する」と述べました。
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