EU・欧州連合の加盟国の農業相は20日、EUの砂糖産業改革案に批准しました。この改革案によりますと、EUは今年7月1日からの4年間で砂糖の価格を36%下げていく。またこれによりダメージを受けた生産農家には手当てを与えるということです。
EUは「すでに40年間も実施されてきた砂糖業補償政策は欠点が多く、実施が難しくなった。改革後のEUの砂糖の生産量は1年に600万トンから700万トンまで減少する。これによって、EUは発展途上国から輸入する砂糖を増加させなければならない。同時にEUの砂糖の輸出も減少する。このことから、WTO・世界貿易機関の規則に違反しない」という声明を発表しました。
最終的な改革案によりますと、EUは構成調整基金を設立し、砂糖の生産農家がほかの農作物の生産に転換するよう促進していきます。
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