ブリュッセルで開かれているEU・欧州連合の外相会議は27日、「風刺漫画」事件について決議を採択し、「表現の自由は宗教信仰への尊重を踏まえなくてはならない」と強調しました。
EUの外相たちはこの決議で、ヨーロッパのメディアがイスラム教の預言者に対する風刺漫画を登載し、これにより起こった一連の事件に深い関心を寄せ、「風刺漫画」事件がイスラム世界に傷害を与えたことに遺憾の意を表しました。またこの決議は、「表現の自由は基本的な人権であるものの、宗教信仰への尊重を踏まえたものでなくてはならない。さらに寛容や相互の尊重は全ての人々の一般的な価値観となるべきである」と述べしました。
この決議はさらに、EUの公民や財産を標的とするいかなる暴力行為を非難すると同時に、暴力行使に反対するイスラム学者や宗教的リーダーの立場に歓迎の意を示しました。
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