ウィーンのマスメディアが4日伝えたところによりますと、イランは、EUとの交渉期間中に、二年間は工業規模のウラン濃縮活動をしないが、核研究を引き続き行なっていくという提案を出しましたが、EUはこれを拒否しました。
関係者の話として伝えられたところによりますと、EUは、イランの提案によって、イランの密かな核兵器開発という懸念を晴らしてはいないということです。一方、10年以内のウラン濃縮活動の中止を求めるEUの要求に対し、イランは拒否しました。
このほか、アメリカのマスコミが伝えたところによりますと、アメリカはイラン核問題について声明を作成し、国連の検討に付す予定だということです。この声明は、30日間以内にIAEA・国際原子力機関と協力してその核計画を中止することをイランに要求し、さもなければより大きな外交圧力に直面することになると警告しています。
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