イラン最高安全保障委員会のラリジャニ事務局長は2日、モスクワで、イランは核問題について、近いうちにEUと会談を行うことを明らかにしました。
ラリジャニ事務局長は、その際、「イランは、IAEAの枠組内で核問題を解決することを主張するとともに、また、IAEAと協力するつもりである」と強調しました。
イギリスの外交官はこの日、マスコミに対して、イギリス、フランスやドイツ3ヶ国の外相は3日、ウィーンでラリジャニ事務局長と会談を行うと発表しました。
同じくこの日、マレーシアを訪れたイランのアフマディネジャド大統領は記者に対して、「イランは核エネルギーを平和的に利用する権利が奪われることはない。イランはいかなる国と衝突することも望ましくないが、自国を守り、自国の利益を維持する能力がある」と強調しました。
同日、アメリカ国務省のエレリー副報道官は、「イランがイギリス、フランスやドイツ3ヶ国との交渉がどんな結果になっても、アメリカはイランを制裁するため、イラン核問題を国連安保理に付託する」と述べました。
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