イラン外務省のアセフィスポークスマンは5日、イランの核問題によって引き起こされた緊張な情勢を緩和させるため、イランは今月中にロシアが提出したイランの核問題解決のための提案についてロシア側と協議を続けることを明らかにしました。
アセフィスポークスマンは当日の定例記者会見で、「イランは討議を続けることに同意したが、ロシアは新しい情況に従ってその提案を改正するべきだ」と指摘しました。
IAEA・国際原子力機構理事会緊急会議は4日、EUが出した決議案を採択し、イランの核問題を国連安保理に付託することを決定しました。イランはその後強い反応を示し、信頼関係を確立するために自主的に中止していたウラン濃縮活動を再開し、『核拡散防止条約』付加議定書の実施を停止し、国際核査察要員の抜き打ち検査を拒否すると明らかにしました。
ロシアは去年の末、イランにロシア国内にウラン濃縮共同企業を設立する提案を出したものです。
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