イランとEU ・欧州連合を代表するイギリス、フランス、ドイツの3ヶ国は30日、ブリュッセルでイランの核問題に関する新段階の交渉を行なうことになっています。
これはイランが今月10日、核燃料開発を開始して以来、EU 3ヶ国とイランが行う初めての正式交渉となります。世論は、「これはイランがこのほど、ロシアが提出した妥協案に柔軟な態度を示し、EUもそれに積極的な反応をしたからだ」と見ています。
29日、イラン外務省のアセフスポークスマンは、「イランの核問題は交渉を通じてでなければ、合理的に解決することは出来ない。この問題を安保理に付託するのは現在の雰囲気を悪化させるだけで、いかなる問題を解決することにもならない。それどころか、イランに対する制裁は結果的にはEU がより大きな圧力を受ける結果になる。EUは問題の処理についてねばり強い根気が必要だ」と述べました。
なお、IAEA ・国際原子力機関理事会は、2月2日にウイーンで緊急会議を開き、イランの核問題を国連安保理に付託するかどうかについて討議することになっています。
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