ロシアのプーチン大統領は18日、パレスチナ自治政府のアッバス議長とイスラエルのカツァブ大統領にそれぞれ書簡を送り、中東和平プロセスをこれまでどおり維持し、双方の紛争を徹底的に解決するよう呼びかけました。
プーチン大統領は、アッバス議長宛の書簡で、「イスラエルがガザ地区とヨルダン川西岸から撤退したことは、中東和平新提案"ロードマップ"を履行するための第一歩だといえる。パレスチナとイスラエルが直面している課題は、和平プロセスを中断させないことである、国際社会の推進の下に、平和プロセスを維持していくことこそ、パレスチナは国家の樹立を実現できる」と強調しました。
プーチン大統領は、また、カツァブ大統領に宛てた書簡で、「パレスチナとイスラエルは、相互信頼を回復させている。双方と国際社会は、適当かつ効果的な措置を講じ、両国の食い違いを無くしていくべきだ」とした上で、関係側の支持の下に、モスクワで中東問題についての多国協議を開催することを提案しています。
|