日本科学未来館は9月16日から11月17日まで「日本におけるドイツ年」特別企画展『サイエンス・トンネル』を開催しています。今年は日本全国で文化、経済、科学の各分野においてドイツに関するさまざまなイベントを開催中ですが、本展は科学を代表して開催する国内最大級の展覧会です。
2000年ハノーバー万博での公開以来、全世界162万人が体験した大型展覧会『サイエンス・トンネル』。本展は15人ものノーベル賞受賞者を輩出したドイツ最大の基礎科学研究機関であるマックスプランク協会によって制作されました。
本展は原子や分子のナノレベルからスケールの大きな太陽系や宇宙の構造まで、科学者が解き明かした最先端の研究成果を12のトンネルを潜り抜けながら、140本の映像、300枚のパネル、26点の模型やインタラクティブ展示で体験していきます。超高速のバーチャル自転車で街を走りながら相対性理論を体験し、巨大な細胞や人間の脳の中を通り抜け、本物の隕石に触れることもできます。銀河が衝突し、ブラックホールが星を飲み込み、太陽風が荒れ狂う様子からも目が離せません。バイオテクノロジー、ナノテクノロジー、脳科学や宇宙論など、科学の多様な学術成果の舞台裏を垣間見ることにも繋がります。
さらにすべての来館者に本展の楽しさを体験し、理解をより深めていただくために、インタープリターやボランティアが展示内容や科学の知識について解説をします。
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