民族文化の保護に力を入れている雲南省は、これまでに少数民族の古典籍3万冊余りを緊急保護し、民族古典籍3千種余り・600冊近くを出版した。同省民族工作会議が21日、明らかにした。
同省には26の民族があり、うち7つは人口10万人以下。東巴(トンパ)文化、貝葉文化、青銅文化、摩梭(モソ)人の母系文化などさまざまな文化が共存し、入り混じり栄えている。同省は2000年に全国に先立ち民族民間伝統文化保護条例を制定したほか、いち早く少数民族の民間職人への調査と命名を行った。
同省には少数民族の文字文献・古典籍が10万冊(巻)余り、口承古典が約4万種存在する。これまでに翻訳・整理・出版された民族古典籍は600冊を超える。同省古籍弁公室は所蔵5千冊(巻)余りの少数民族古籍資料庫を建設した。同資料庫は●(タイ)族、蔵(チベット)族、、彝(イ)族、納西(ナシ)族、▲▼(リス)族、瑶(ヤオ)族、白(パイ)族、壮(チワン)族、哈尼(ハニ)族、苗(ミャオ)族など省内各少数民族の古典籍や口承古典をカバーしており、種類・数量ともに全国一の規模だ。
また、雲南人民広播電台(放送局)では、徳宏●(タイヌア)語、西双版納●(タイルー)語、▲▼(リス)語、景頗(チンポー)語、拉■(ラフ)語の5つの民族語で放送を行っている。(編集NA)
(●は人偏に「泰」、▲は人偏に「栗」、▼は人偏に「粟」、■は示偏に「古」)
「人民網日本語版」
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