今週の話題はマナー向上と食品安全です。
北京市交通委員会と関連の交通管理部門はこのほど、毎月の22日を「席を譲る日」に指定し、「席を譲ろうキャンペーン」を実施することにしました。先週22日金曜日、初のキャンペーンが行われました。
「席を譲る日」は、毎月11日の「列に並ぶ日」と同様、北京市のマナー向上キャンペーンです。22日を「席を譲る日」に指定した理由について、交通委員会の劉小明報道官は、「"22"の中国語の発音は"譲る"という言葉の発音と似ている。また、"2"という数字の形は、椅子の背もたれの形に似ているからだ」と説明しました。
このキャンペーンは、自ら席を譲ることを呼びかけるだけでなく、ほかの乗客を説得して席を譲ってもらうことも提唱しています。第一段階は主に、小学生と中学生を対象として展開していくということです。
次の話題は食品安全についてです。
北京市の食品安全管理部門は先週木曜日、北京オリンピックニュースセンターで食品の安全問題をめぐり、記者会見を開きました。
北京市食品安全弁公室の報道官は、トレーサビリティシステムなど、オリンピック開催に向けて食品安全を確保するために整備されたシステムは、オリンピック期間終了後も継続的に運用していくことを明らかにしました。
関係筋によると、北京市はすでに食品安全を確保するためのシステムを導入しています。このシステムを使えば、北京市内の食品生産・経営者65000人以上に対し、問題の食品が発見されて30分以内に、回収通知を発信することができます。また、食品安全問題に関わる企業の関連情報は、51の管理部門のデータベースからなる食品信用度評価システムに登録されます。登録されてしまった企業は銀行から貸付を受けることが難しくなるなど、経営に支障が出てしまう可能性もあります。(文:姜平)
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