中国人がどきどきする2008年がやってきました。オリンピック開幕まであと200日余りです。オリンピック準備もいよいよ最後の追い込みに入ったといえます。北京市民はみんな、北京オリンピックで外国からたくさんのお客様をお迎えすると思っています。
その中の一人の私は、町の外国語の標識がとても気になります。数年前までは、駅とか公園とか観光地などの標識は、中国語と「漢語ぴんいん」つまり中国語のローマ字表記が多かったのですが、今は中国語と英語による表記がほとんどになりました。2005年から、北京市政府は、特別部署を設立して公共の場所の英語標識の標準を作っています。
このような看板のほか、もう一つ気になるのがレストランのメニューです。
インターネットで、中国のレストランのメニューについての笑い話を見ました。レストランのメニューで、中国語を英訳したものにはひどいものがあったそうです。たとえば、「マーボ豆腐」の「マーボ」は、漢字で「麻婆」と書きますが、これを英語で「あばた面の女の豆腐」という意味に訳したものがあったそうです。もっとひどかったのは、「童子鶏」と「夫妻肺片」の英語訳です。「童子鶏」は、かつてのメニューで、「chicken without sexual life」と訳されました。直訳すれば「性的な生活の無い鶏」。わけのわからない英訳ですね。そんな英訳の付いたメニューを外国人に出すのは、まったく無責任です!今は、。若鶏という意味の「Spring Chicken」との英語訳で定着したそうです。もう一つは、「夫妻肺片」。これは牛の内臓を料理にしたもので、かつての英語訳は、なんと「夫婦の肺」でした。最悪です!!中国料理の名前は、その料理の由来に関わるものが多いです。この料理を最初に作ったのが、ある露店で料理を出していた夫婦だったので、この名前が付けられたそうです。料理の材料は、牛の内臓ですから、「the special features mixs cow internal organs」、日本語にすれば「牛の内臓の特別料理」という訳が認められました。料理の名前の外国語訳は、かなりむずかしいですが、場合によっては食材の紹介だけでもいいと思います。 (文:藍暁芹)
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