中国のお正月は旧暦1月15日の元宵節まで、今年は2月21日までです。町中はお正月の雰囲気がまだ濃いです。
今年の春節連休は、大晦日からお正月の6日まで、つまり、今月の6日から12日までの7日間でした。私は、早めに5日から休みを取って、洛陽の近くにある夫の実家に行ってきました。1月から中国の一部が大雪の災害があったため、鉄道や道路が使えなくなったり、電力供給がストップしたりして、春節に里帰りする人たちの足に大きな影響が出ました。1日に朝早く駅に汽車の切符を買いに行きましたが、手に入りませんでした。そして、翌日の朝6時に起きて、2時間以上並んでようやく買えました。地方から北京に出てきて、こちらで長年暮らしていますと、年に一回ぐらいは故里に帰りたくなります。両親も年々歳を取っていきますから。
河南省でのお正月は、はじめてです。中国の北部と南部の習慣はやはり違いますね。私の故里、南の浙江省では、お正月に必ずお餅を食べますが、北京や河南省などの北部では、お餅ではなく、餃子です。もう一つは、河南省では、対幅や「福」という字を家に飾るのをとても大事していることです。全てのトビラに対幅、全てのドアに「福」という字が書かれた四角の紙を貼ります。
夫の実家にいる間、近くを回ってきました。新婚さんの家の壁の一面にたくさんの対幅が張られたのを見かけました。こんな形の対幅を見たのは、はじめてです。結婚の目出度さが充分感じ取りました。
中国人にとって、お正月は、「一家団欒、爆竹を鳴らす、食べる、遊ぶ、寝る」の時期だと思います。(文:藍暁芹)
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