今週のキーワードは、法定休暇です。中国では、来年の休みのことが話題になっています。
来年の1月1日から、『国家法定祝祭日調整法』が施行され、中国の祝日の日数は、これまでの年に10日から1日増えて11日間になりました。これはあくまでも法定の祝祭日のことです。これまで通り新暦の新年は一日、春節は三日間です。メーデーはこれまでの三日間から一日だけになり、清明節、端午の節句、中秋節といった、これまで休日ではなかった伝統的な節句の日を祝日とし、それぞれ一日休むことになりました。
また、『職員有給休暇条例(草案)』よって、来年の1月1日から、中国の国家機関、団体、企業、事業体、民間組織、従業員を雇用している個人経営会社などで、続けて一年間以上勤めた従業員には有給休暇を与えることになっています。具体的には、法定の祝祭日や休日を除いて、一年以上五年未満の職員には年に5日間、10年以上20年未満は10日間、20年以上は15日間の有給休暇があります。
年間の祝日改定については、いろいろいわれているようです。メーデーの大型連休がなくなるのは残念だとか、逆に3日間連休が増えるから混雑が分散するとかです。新しい休日体制が定着するかどうかは、来年実際に行って見ればわかると思います。(編集:東)
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