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北京オリンピック組織委員会
   2007-09-04 09:46:48    cri

 2008年北京オリンピック組織委員会、つまり、第29回オリンピック大会準備委員会は2001年12月13日に設立されました。主に北京オリンピックと北京パラリンピックの準備作業を担当します。組織委員会は事務行政部、国際連絡部、体育部、広報部、聖火リレーセンター、登録センター、チケット業務センターなど24の部門からなっています。本番が近づくにつれて、今後部門数は30を超えることも考えられます。

 競技の日程表はオリンピックに関わるあらゆる業務の元になるため、日程表の作成に、準備委員会体育部の100人以上が関わっています。体育部の劉文斌副部長に競技の日程表作りについて、次のように話しています。

 「第一は選手が最高の成績を出せるように工夫することです。また、ほかの関係者の意見を充分に聞くことです。たとえば、各種目のスポーツ協会の意見とか、テレビ中継の都合などです。最初に毎日の競技日程を作り、そのあとで、各分野の各種目の競技日程を作ります。たとえば、陸上の男子1000m競走の場合、合わせていくつの組、いくつの段階に分けるのか、期日、時間という順で作成していきます。これはかなり複雑な作業です。」

 北京オリンピック組織委員会で働いている人はスポーツ専門の人もいれば、まったくの素人もいます。みんな、ボランティアでここで働いています。メンバーには二つのパターンがあります。一部は各部署や関係機関から出向している人、つまり、役所やそれぞれの体育協会などから派遣された人で、そのほかは社会から募集したボランティアです。オリンピックが近づくにつれて、組織委員会の作業も増えています。体育部だけでも、一つの種目、サッカーならサッカーの管理をする人がなんと800人近くになっています。オリンピック期間中には、さらに、1万人以上のスタッフが必要ということです。この1万人は体育部だけで必要とする人数で、組織委員会全体ではもっと膨大な数になることが考えられます。

 組織委員会のボランティア部で働いている張燕鵬さん自身もボランティアです。張さんは「組織委員会の作業はボランティアなしではできない。自分は今、ボランティア募集の電話の受付を担当している。ボランティアを志望する人たちの情熱に感動する毎日を過ごしてきた」と言っています。

 北京オリンピック組織委員会の物流部は、オリンピック期間中を含めた全体をサポートする部門です。その作業の内容は、競技、医療保険、現場の維持管理、メディア対応などがあります。また、必要なものの買い付け、貯蔵、配送、管理、回収と処分も担当しています。オリンピックは、細かいことの積み重ねで支られている、といっても過言ではありません。

 準備委員会オリンピック村部の呉京泊福部長は選手村の部屋のデザインについて、「選手本位にデザインを考えた。ベッドは普通より幅があり、また、長い腰掛も用意してある。選手が出来るだけ快適に眠れるようにしている。さらに細かい点は、パラリンピックの基準に従って、たんすの取っ手や引き出しなども障害のある人にも使いやすいデザインを取り入れたことだ」と言っています。

 オリンピック組織委員会が同時にパラリンピックの組織委員会をかねることは今回が初めてです。そのため、オリンピック組織委員会にパラリンピック部が設置されました。パラリンピック部の李玲部長はパラリンピックの選手について、「選手たちの考えはとてもストレートで、自分の努力そのものによって自分の価値観を語ろうとする。彼らの競技ぶりを見て、より多くの人が自分の価値観を見直すのではないかと思う」と話しました。

 北京オリンピック組織委員会のスタッフたちは、オリンピックのために集まり、歴史に残る誇らしい仕事に従事をしています。

 (編集:東)

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