優れた手腕と仕事振りで、中国の医療チームはリベリアの人々に喜ばれています。去年12月に、余さんの医療チームが任務を終えて帰国する際、地元の人々は空港まで見送りに来てくれました。余さんは当時の状況を思い出しました。
「我々が空港に行った時、友人や患者、地元の市民、国連の関係者たちが空港まで見送りに来てくれた。地元の政府関係者は、中国の平和維持部隊、とりわけ医療チームがリベリアの人々の健康に大きな貢献をしたとたたえた。」
ところで、リベリアでは、中国の軍医だけでなく、中国の工兵隊も国連の平和維持活動に積極的に参加していました。
リベリアに駐屯する中国の工兵分隊は道路の敷設と補修を主な任務としています。長年にわたる内戦のため、リベリアの道路は破壊されました。ですから、中国の工兵隊の任務は重く苦ししいもので、数ヶ月間連続して野外で作業を続けなければなりませんでした。
工兵分隊の陳大俊副隊長は道路の敷設について、次のように紹介しました。
「ここの道路の補修工事はとても難しい。路面に砂や泥が多く、雨が降ったら路面がぬかるんでしまう」
時速30キロでしか走れないぼろぼろの道路は、中国の工兵隊が補修した後、時速60キロ、80キロで走れるりっぱな道路になりました。中国工兵隊が駐屯しているグランドジェデ州のベリー知事は中国の工兵隊を高く評価しました。
「あなたたちに感謝する。中国の工兵隊との仲はとてもよい。彼らを家族と同じように愛している」
ところで、医療チームとこう兵隊のほか、中国の輸送部隊も国連の平和維持活動の中で、重要な役割を果たしています。
リベリアに駐屯する中国の輸送部隊ははリベリアに駐在する国連のすべての平和維持部隊の物資を輸送しています。周に七日間、輸送部隊は毎日の食料などを保障しなければなりません。輸送が遅れたら、数百人から数千人の飲み水と食べ物、燃料に影響を与えてしまいます。
あるとき、輸送部隊は500キロはなれた地点へ物資を運ぶ途中、突発事件が起こって、隊員たちは2日間分の食料と水だけで、5昼夜かけて物資を目的地まで送りました。国連のリベリア駐在平和維持部隊のオビア司令官は中国の運輸分隊を高く評価しました。
「中国の輸送部隊は大きな貢献をした。みんなにもよく言っているが、中国の運輸分隊がなければ、平和維持部隊の活動は維持できない」
リベリアだけでなく、スーダン、レバノンなど情勢が不安定な国と地域でも、中国の平和維持部隊の姿が見られます。現在、中国が派遣した1500人あまりの平和維持部隊の隊員が、国連が指定した9ヶ所で任務を実行しています。(編集:姜平) 1 2
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