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大陸で生活している香港の人
   2007-07-03 15:41:39    cri

 7月1日は香港復帰10周年の記念日です。この十年の間に、大陸で仕事したり、ビジネスチャンスを探ったりする香港の人が多くなっています。香港と大陸の行き来が頻繁になり、大陸の人にとって、香港は気軽に行ける場所、香港の人にとって、大陸は生活できる場所になっています。

 潘恵心さんは香港貿易発展局(TDC)北京事務所に2006年春から一年間駐在しました。香港を離れて、よその場所に長く住むのは初めてという潘さんは、「北京の気候に慣れるのに時間がかかったが、新鮮で面白かった」と言っています。

 潘さんは北京に来た当時、王府井の東方広場の場所を聞いたところ、次の交差点だと教えられ、香港の感覚で、歩いて三分か五分ぐらいのつもりが、実際は20分も歩かされることになり、北京はスケールが大きいと感じたということです。

 潘さんの目から見た北京と香港の違いはこれだけではありません。「香港では、仕事や生活のリズムが速く、仕事の時間も長い。休日や祝日に残業することは当たり前のこと。ところで、北京では、仕事の忙しさは変わらないが、退勤後のプライベートの時間が多く、違う生活を体験することができる」と言っています。潘さんが特に好きなのは798という朝陽区の大山子(ダーシャンズー)にある芸術区域です。ここでは、香港と違う文化が見られ、これまで見落としたものを発見できる」と潘さんは語ります。

 そして、次のようにも語りました。「今思い出すと笑うけど、北京に来る前に、内陸の事情がよくわからなかったので、すごく遅れた場所だと思って、香港から日用品をいっぱい持ってきた。実際、北京に来てみると、香港にある銘柄はこっちにはほとんどあって、とても便利だということがわかった」。

 次に紹介するのは北京大学でマーケティングを専攻している高其賓さんです。今年三年生の高さんが、北京の大学に入ろうと思ったのは、中国の発展の潜在力が世界的にも認められたと思ったからだそうです。商学専攻の高さんは、「早く大陸に行って、大陸の事情を理解することは自分にとってプラスになる。香港で生まれ育って、大陸で学んだ経験があることは将来、ほかの人より優位性があるかもしれまない」と考えたのです。

 高さんは北京大学香港文化会の会長も勤めています。文化会には香港の学生だけではなく、香港のことに関心を持つ大陸の学生もいます。ここでは、全国各地からの学生と触れ合うことができ、香港の大学では絶対体験できないことだと言っています。

 ところで、この10年で、香港からは個人より企業がより早く大陸に入ったのです。香港のゴールドライオン社は紳士服やネクタイなどの製品を取り扱う会社で、1980年代に大陸への進出を始めました。「20年間の改革開放を経て、中国の発展のスピードは世界のほかの場所と比べると、奇跡とも言える」と語るコールドライオン社のCEO曾智明さんは中国の経済発展を見てきた人の一人とも言えます。「大陸の投資環境はますますよくなってきている」と曾さんは語りました。(編集:東)

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