中国では2008年オリンピックと2010年の上海万博を迎えるため、社会全体が住みよい町づくりに取り組んでいます。
健康的な生活と居住環境を作り上げることは北京市の重要な目標となっています。市民にスポーツと憩いの場を提供しようと、2006年に制定された『北京中心地区の管理企画』によりますと、これからの住宅地の広場などの空き地面積は建築敷地面積の70%を占めることになります。また、北京の西郊外にある西山の新鮮な空気が北京市中心部に流れ込むようにするため、北西郊外にある建築物の高さが45メートル以下に制限されています。
しかし、住民の高い意識と良好な社会環境がないと、一歩ずつの前向きな歩みはありません。ですから、まずは小さいことから始めるべきです。ただ、一方で地域のインフラ設備がまだ不十分なのも事実です。中国社会が今後前進していくために、改善すべき点はまだまだ多くあります。
「中華人民共和国環境保護法」が実施されてから、まもなく18年になります。一般市民による環境保護意識は絶えず深まり、コミュニティ単位で、町づくりに積極的に取り組もうとする意識の高い人たちも多く生まれています。(04/27)
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