「十一五」:8つの挑戦と解決すべき7つの問題
*人間本位の発展を真に実現する
人間本位の発展を実現するには科学的な発展観が必要です。つまり、すべての発展は人類が最終的に自然と非自然の奴隷であることから抜け出し、物質と精神の徹底的な開放を実現するために、その条件を作のです。発展の直接の目的は人々に健康で有益な仕事を提供することであり、それによって豊かな物質的生活と喜びに満ちた精神的生活を享受することができます。発展とは量と質の統一であり、物質や財産の増加はその一例に過ぎません。
人間本位の発展を実現するために「十一五」期において解決しなければならない問題は次のとおりです。
(1) 教育にさらに力を注ぎ、また教育体制を整えることで、いかに義務教育の公平性や職業教育・高等教育の受益面を拡大してゆくか。
(2) いかに医療や衛生に力をいれ、医療・衛生制度を充実させ、人々の最も基本的な医療サービスを受ける権利と能力を保証するか。
(3) どのように戸籍制度や労働制度を整備し、都市と農村の住民の平等な労働権を保証するか。
(4) いかに高齢者扶養制度を整備し、経済が発達していない状況下で出現する高齢化問題に対応するか。
(5) 人口政策を整備し、人口構成のアンバランスにより生じる問題にいかに対応するか。
* 改革の公正性を保証し、改革による受益面を拡大する
社会における位置が異なることにより、人々が改革により受け取る利益には大きな格差があります。これらの個人の能力に由来しない格差こそが、民衆の不満が起こる原因です。いかにして改革の過程における公正性を保証するかが「十一五」期に直面する重要な課題です。
「人民網日本語版」より
|