1、北京站(北京駅):
北京駅は北京市の東城区東二環路(第2環状線)にある駅で、地下鉄2号線(環状線)が通っています。現在、2008年オリンピックに向けて、改修工事が行われています。
この駅はもともと、正陽門(前門)瓮城の東側にあり、「京奉鉄道正陽門東駅」や「前門駅」、「北平駅」などと呼ばれていましたが、1949年9月30日に北京駅と改称しました。新中国が成立した後の1950年代、「北京十大建築」に選ばれたこの駅は、人民大会堂などともに大規模な改築工事が行われました。敷地面積25万平方メートル、建築面積8万平方メートルで当時の最大の駅となりました。
1996年に北京西駅が建設されたため、一部の主要路線が西駅に移りましたが、京滬線(北京?上海間)、京哈線(北京?ハルピン間)などの客運を担当しています。また、モスクワ行き、ウランバートル行き、ピョンヤン行きの国際線も通っています。
2、北京西客站(北京西駅)
北京西駅は、北京の西南部・蓮花池東路にある駅です。敷地面積51万平方メートル、建築面積17万平方メートルで、北京駅の7倍にあたり、アジアで最も大きな駅でもあります。1日の乗降者数は13万4000人。 1996年に開業してからは、北京駅とともに北京の2大ターミナル駅と言われています。
駅ビルは高さ90mの高層ビルで「品」の字の形をしています。また、駅の隣には8万本以上の蓮が植えられている蓮花池という蓮の名所もあります。
京九線(北京?九江間)と京広線(北京?広州間)の始発駅であり、香港へは直通で行けます。また、中国西南部、中国西北部、ベトナムなどへの玄関口ともなっています。
現在、地下鉄9号線(北京駅と北京西駅を結ぶ直通地下鉄)が建設中です。(12/29)
|