ドイツ人によって初めて作られた楽器、ハーモニカ。小さくて、持ち運びがしやすく、いつでもどこでも吹けるハーモニカは、楽器の中で、マスターしやすい楽器の一つといえます。
もちろん、中国でも普及していて、多くの人たちが、この音色を楽しんでいます。1970年代は「家族唯一の楽器」がハーモニカという人は多かったですし、今でも子供のためにハーモニカを買う家庭は多いです。
ハーモニカは、値段が安く、簡単に手に入りますし、簡単な曲なら、すぐ覚えられますから、全国で愛好者が大勢いるのです。
そんなハーモニカ愛好者の会も全国各地にあります。彼らが作ったインターネットサイトもあり、情報交換の場が提供されています。
中国のハーモニカのレベル向上や普及のため、中国ハーモニカ協会が、このほど発足しました。有名な演奏家が会長を勤め、プロやアマチュア会員が数多く加わっています。
協会では、例年、旧正月前に、全国ハーモニカ・コンテストを開いて、演奏を競い合うほか、演奏家の講座などを開いて、愛好者の交流の手助けをします。
プロの演奏者はもちろんですが、アマチュアの愛好者はぐんと数が多くいます。教員やサラリーマン、医者やエンジニアなど職業も様々。演奏のレベルは高くないですが、ハーモニカを愛することは誰にも負けません。
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