現在、インスタントラーメンは世界のどこでも簡単に手に入り、特に、毎日、仕事に忙しい人にとっては、欠かせない食品となっています。

　中国の古典によると、昔、揚州の伊という料理人が卵を小麦粉でといで、面を伸ばし、細かく切り、それをお湯に入れ、少し煮た後油で揚げました。このような処理を施した麺は、また、お湯に入れれば、柔らかくなり、すぐ食べられます。これこそが、インスタントラーメンの「元祖」ともいえるでしょう。インスタントラーメンの発明は、食品分野のインスタント・ブームを引き起こし、近代的な生活スタイルの一翼を担ったといっても言いすぎではありません。

　インスタントラーメンは、その味も改良を重ね、美味しさを増しています。ただ健康的な生活にふさわしくないというイメージはまだ払拭できていません。でも、これを食べるとき、ちょっと手を加えると、あっという間に健康的なインスタントラーメンが出来上がるのです。栄養士の方に、その『科学的な食べ方』を伺いました。

　1、インスタントラーメンを鍋に入れて煮てから、野菜などを加え、最後に卵一個を入れれば、栄養的にも問題ありません。

　2、インスタントラーメンに湯を注いで、3分後、そのお湯を捨て、新しいお湯或いは予め作っておいたスープを入れ、それに加えて、天然成分で出来た調味料を加える

　3、インスタントラーメンは、一日に一回。毎日食べるのは、体に良くない。

　4、インスタントラーメンを頻繁に食べる人は、普段から卵、ケーキ、新鮮な果物や野菜（リンゴ、梨、トマト、きゅうり）、ミルク、干し牛肉、豚肉の燻製などを適当に摂取する必要がある。

（翻訳：ハルオ）