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中関村の科学技術革新の物語
   2006-09-20 16:57:55    cri

 北京の北西部にある中関村は、人々に「中国のシリコンバレー」と呼ばれています。十数年前、中国のハイテク事業を開拓志向を持つ人々はここに集まり、彼らの創業の道に踏み出しました。初めの頃、彼らは国外から輸入した各種の電子部品を組み立てて、消費者に販売しましたが、開発と革新の能力はほとんど持っていません。しかし現在、中関村はすでに、中国で規模が最も大きなサイエンスパークとなっています。ここで生産された製品の90%以上が世界の先進レベルに達しています。今日のこの時間は中関村の発展の物語をお話しましょう。  

 ある業界筋は、「中関村で、いずれの開発機関も世界先進レベルの開発能力を持っている」と述べたことがあります。

 中関村サイエンスパークにある漢王科技股フェン有限公司の張浩鵬技師によりますと、現在、市場には多くの異なるブランド、異なる型の携帯電話は漢字の手書き入力機能を持っています。これらの携帯電話の80%以上は漢王科技公司が開発した手書き識別技術を採用しています。張浩鵬技師はまた、記者に漢王科技公司の新製品を示しながら、 「この名刺を携帯電話で撮影すると、名刺の画像は電話の中に読み取られ、われわれの識別技術を通じて、数秒間で文字を識別して電話の中に記録した」と述べました。

 この技術は漢王科技公司が去年開発したものです。現在、多くの世界で有名携帯電話メーカーはこの製品を注文しています。

 長い間、漢王科技公司は売上高の約10%の額を新製品の開発に費やしています。現在、この公司は手書き漢字の識別、知能型交通管理などの技術開発で重大な成果を獲得し、複数の自主開発した知的所有権を持っており、総合技術水準は国内外でリードする地位に立っています。

 漢王科技のように自主革新を通じて成功した企業は中関村で多くあります。北京科興生物製品有限公司もその一つです。20世紀初め、中国はA型肝炎ワクチンを開発していなかったため、中国の子供たちは外国が開発したワクチンしか使用できませんでした。こういうことを見て、北京科興生物製品有限公司の責任者尹衛東氏はA型肝炎ワクチンを開発しようと決意しました。

 長年の努力を経て、尹衛東氏と彼の開発チームは遂に1999年に中国初のA型肝炎ワクチンの開発に成功しました。ワクチンの大量生産を実現するため、彼らは巨額の資金を払って産業化の方案を制定し、厳しく国際的基準に基づいて生産基地を建設しました。同時に、ワクチン開発の場を設立しました。この場はSARSワクチンと人間用鳥インフルエンザワクチンの開発でも重要な役割を果たしました。

 これについて、尹衛東氏は次のように述べました。

 「このA型肝炎ワクチンの開発を通じて、われわれの開発水準が向上した。われわれの技術プラットフォームもいっそう完備した。これによりわれわれはその後ほかのワクチンの開発にも成功した」

 会社の支持の下で、尹衛東氏の開発チームは最も短時間で世界初のSARSワクチンを開発しました。人間用鳥インフルエンザワクチンの開発も国際先進レベルを保っています。尹衛東氏は、「企業はこのために巨額の資金を投入しリスクを引き受けると同時に、革新能力と競争力も大いに強まった」と述べました。

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