特に夏の暑い時期、食生活と健康は密接な関係を持っています。体に適した食生活を送れば、無事に過ごすことができますが、ちょっとした不注意で、健康を害し、思わぬ病気にかかることもままあります。特にお年寄りにとっては、夏の食生活はより重要です。
まず、気をつけなければならないのが衛生。夏は気温が高く、食べ残しの料理には細菌が感染しやすいため、出来るだけ避けましょう。どうしても必要なら、高温で処理してから食べることになります。また生野菜や果物はきれいに洗って、皮をむくこと。前菜を作るなら、材料の野菜はきれいに洗浄する必要があります。出来ればお湯でゆでるのがベスト。そのほか、ニンニクやお酢を入れると食欲増進、また消化にもよいです。これらの食材には殺菌、解毒作用もあり、腸の感染症も予防することもできます。生もの用とそうでないものの包丁も使い分けが必要です。飲料水は一度沸かした水を使い、生水はだめです。
夏は気温が高いゆえに、神経が常に緊張する状態にありますから、一部の分泌線がその影響をうけて、消化能力を弱め、食欲不振に陥ることがあります。だから、あっさりして消化しやすいものを食べるのがお勧めです。例えば、豆製品、卵、新鮮な野菜、果物などがよく、油っぽいものは少量とるようにします。夏は体内の水分と塩分が多く失われるため、水を多く飲み、適量の薄い塩分のある水を飲んだほうがいいです。ただし、一回に多く飲むと、心臓と消化器官の負担が増えるので、少しずつ飲むようにします。
さて、中国で、この時期好んで飲まれるのは「緑豆」や「小豆」のスープです。特に「緑豆スープ」がおすすめ!暑気払いができて、食欲も増進します。最近では輸入食品を扱うお店でも売られていることも多いようですので、試してみてはいかがでしょうか。
またいわゆる"保健茶"も健康に良い上、元気も出ます。よく飲まれる保健茶は、塩茶(食用塩1g、茶の葉5 g、500mlのお湯を注ぎ、冷ましてから飲む。暑気払いと唾液補給及び渇きをいやす作用がある)、菊茶(白菊5 g、500 mlのお湯で注ぎ、冷えてから飲む、暑気払いの作用がある)などがあります。
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