現在、世界の多くの国々では、人々の中、特に若い女性のなか、やせることに非常に熱心な人が多いようです。しかし、やせ薬が氾濫し、「これを飲めば、すぐやせる」とか、「断食、また、主食を食べないで、野菜と果物だけを食べればやせる」と言うことがよく言われていますが、「健康」のことをどこかに忘れているような気がします。健康でなければ、ダイエットの意味はいでしょう。
適切な有酸素運動を長く続けば、体が丈夫になり、脂肪が減少し、体重は減り、体型もスマートになるでしょう。アメリカの医学博士クーパーさんは長年の研究を経て、有名な有酸素運動法とその運動処方箋をつくりました。簡単に言えば、酸素を吸い込みながら運動をすることで、一般的には、運動の量は大きくないし、合理性があり、大多数の人々に適しています。例えば、歩くこと、自転車に乗ること、水泳、登山、体操などがあります。これら運動によって、筋肉や心臓などの器官は有酸素呼吸の状態にあり、体重減や、スタミナ向上、糖尿病や高血圧などの生活習慣病の予防と改善に役立ちます。
具体的にいえば、有酸素運動の場合、呼吸によって提供した酸素は体の必要なエネルギーの補充が出来ます。酸素は肺から心臓に行き、そして、血液を通して、体全身に流れ、これによって、心筋の収縮力と拡張が次第に強められ、心臓の機能もそれに伴って、強くなるほか、運動中呼吸の回数も増加し、呼吸の深度も深められ、肺の機能が高められることが出来ます。
そして、有酸素運動は理想的な体型作りにも効果的です。 運動中で、筋肉は普段より、より多くの酸素を呼吸することが出来ると同時に、毛細血管が強化され、余計な脂肪を減らすことが出来ます。例えば、毎日、20分ほどで、一分間に120メートルぐらいの速さで歩くと、500グラムの脂肪を減らすこととが出来ます。
また、有酸素運動は骨格(こっかく)の保健に効果的です。年寄りは年齢が高くなるにつれて、骨格中のカルシウムが流失し、骨粗しょう症になりやすいのですが、適当な有酸素運動をすれば、年よりの骨折の比率を下げることが出来るし、若者の骨格の健康的な発育を促すことが出来ます。
さらに、有酸素運動は体内にたまった有毒物質と毒素の分解と排出を速め、抵抗力を増強することが出来、活力を保ち、長生きすることが出来ます。
最後に、有酸素運動は人の心理状態を調整することが出来ます。
有酸素運動の中で、脳下垂体から一種の物質(endogenotls opiates)が分泌できます。この物質は想像以上の鎮痛力があり、人の耐力を強め、精神状態に大きな影響力があり、精神を興奮させることが出来ます。だから、常に有酸素運動に参加すれば、気分を柔らげ、睡眠を改善し、記憶力を強め、学習や仕事と生活で良好な状態を保つことが出来るのです。
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