先般、中国応用言語学会会長、元中国国家言語委員会の陳章太副主任によると、2008年以降国連での中国語の表記はすべて簡体字となることが決められた。
今年は国務院が「漢字簡略化方案」と「普通話(標準語)の普及についての指示」を公布してからの50周年の年であり、中国教育部は著名な言語学者を招いて、記者会見を行った。席上、中国応用言語学会会長、元中国国家言語委員会の陳章太副主任は「国連はすでに、2008年以降国連で使用される中国語は一律に簡体字にすることを決めた」と語った。現在、国連で使用されている中国語表記には二つのバージョンがあり、つまり、繁体字と簡体字がともに存在している。
著名な言語学者、今年百歳になる周有光氏によると、現在、国連はさまざまな準備を推し進めており、すべての中国語のドキュメントを簡体字にすることになっている。二種類の字体を使用する必要はなくなる。「国連で簡体字を使うようになれば、『漢字の簡略化のやり方は正しいもので、世界の数多くの人々に賛成されている』ことを立証することになる。それとともに、わが国の世界における影響力はより大きなものとなるとともに、世界各国で中国語を使用する人も増える。こうなれば、簡体字はますます中国語の唯一の基準になるであろう」と同氏は語った。
中国大陸部以外の地域での簡体字の使用状況について、専門家たちは「香港には普通話を普及している学校がたくさんある。当面、香港特別行政区政府は明らかな政策を打ち出していないが、民間では普通話の普及は進んでいる。そのほか、台湾においても簡体字を使用する人がたくさんいる」と語った。
専門家によると、2005年度における世界の主要の言語の実力調査レポートによると、中国語は世界で二番目の重要な言語となった。現在、国外で中国語を普及させるための「孔子学院」がすでに40ヵ所に達した。
「チャイナネット」
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