 
2005年、中国は内モーコ自治区、広西チワン族自治区、チベット自治区、寧夏ホイ族自治区、新疆ウイグル自治区、貴州省、雲南省、青海省など8つの少数民族の居住地に48億4千万元の貧困扶助金を提供しました。一昨年同期より4億7千万元増え、2005年度中央財政の救済金の4割以上を占めたということです。
国務院貧困扶助弁公室によりますと、『八七計画』以来、中国政府は世界銀行による貧困扶助プロジェクトを3回実施し、援助規模は6億1千万ドルに達し、全国9つの省、自治区に及んでいるとのことです。

少数民族の居住地は一般的に山々の奥にあり、交通が不便で、経済が遅れていますし、都市部や沿海地区と比べ、インフラ施設など、まだまだ付いていけない面が多いです。これら地区の発展には政府や社会からの注目と支援が必要です。基本的な生活が保障されてはじめて、これら貧困地区に住んでいる少数民族は自民族の文化や伝統芸術をよりよく保護し伝承できるでしょう。
少数民族の貧困扶助は政府の仕事だけではなく、社会、或いは、中華民族の人々が直面する一つ大きな課題と言えます。この課題を解決するには、世界中の人々からの知恵と力が必要ですね。
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