イ族の人々はお正月前に玄関に魔よけのために松の枝を植えます。大晦日には豚や羊を殺して、「トト肉」という塩、唐辛子、生姜と山椒などで味付けした肉料理をたくさん作って食べ、主食になる米のご飯は一度に蒸かしてしまうそうです。また、元日には夜明けから新年初めての水汲みをやり、新しい年の幸せなどを祈るということ。それにイ族では客が来るとお茶を出すよりお酒を先に出すそうでいいですね。林涛だいすき!なんちゃって!!
また、ミャオ族の人々は、大晦日にもち米でご飯や餅みたいなものを作り。この日はこれを主食にします。そして夜になって祖先を祭る儀式を行い、夜明けごろになると主の男性がいち早くおきて鶏をつぶし、ご飯を炊きます。そして銭型に切った紙を家の中にある神様などを祭るところに張ったり、外にある家畜の檻などに張り、またお酒や料理を祖先に供えるのです。もちろんそれが終われば正月の飲み食いが始まるのでしょう。
ハニ族ですが、ハニ族の人々は春節には、男女着飾ってなんとブランコに乗って楽しんだり、山で狩をしたりするそうです。狩も集団行動でやり、とった獲物はみんなで分けるといいます。
また、朝鮮族の人々はお正月に田畑で火を点けて楽しみ、その煙で害虫をも退治するというわけですね。もちろん、朝鮮族の正月の過ごし方はほかにいろいろありますが、田畑で火をつけるとはこれまで知りませんでした。
ローバ族。ローバ族はお正月の明け方に鶏がなくと、なんと家々では雄鶏を殺し油で鶏肉をいためたあと一家でそれを食べます。その理由は、家族全員が雄鶏のように元気なことを祈るためです。え?そんな!!せっかくみんなのために朝が来たこと告げているのに、なんとその功労者を食べてしまうんですかね?少しおっそろしいや!
台湾の住むガオシャン族は春節には必ず野菜のカラシナを食べるそうで、これを食べると長生きできるといいます。
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