新華社の5日の報道によると、中国の関連部門は、インターネット上の著作権侵害行為に対して行った初の大規模な取り締まり活動で、大きな成果を上げた。国家版権局によると、取り締まり活動の3カ月間で、インターネット上の著作権侵害案件172件を摘発し、これまでに76のウェブサイトを閉鎖し、サーバ39台を押収した。また、137のウェブサイトに著作権侵害に当たる内容の削除を命じ、29のウェブサイトに罰金計78万9千元を命じ、インターネット上の著作権侵害を効果的に取り締まった。
インターネットが中国で急速に発展するにつれ、文学、音響・映像、科学などの分野で知的財産権商品が次々にインターネット上に姿を現し、インターネット上の著作権保護問題は日増しに深刻になった。インターネットによる著作権侵害をめぐる訴訟も増えている。
知的財産権をよりよく保護するために、中国共産党中央宣伝部、公安部、情報産業部など8部門と、全国市場経済秩序整頓規範指導チーム弁公室は昨年9月、インターネット上の著作権侵害行為の専門取り締まり活動に関する通知を相次ぎ発布し、全国範囲で調査・処分・整備を進めてきた。
これまでに、北京市、海南省、湖北省、陝西省、上海市、山東省、広東省などで行われた重点案件の取り締まりは、いずれも大きな成果を上げている。一部の案件はすでにサーバ所有者やサイト管理者が判明しており、著作権侵害の事実も基本的に明らかになっている。今年1月現在、刑事犯罪の嫌疑により公安機関に移送された案件は18件。(編集SN)
「人民網日本語版」
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