農業部によると、2006年度から農業部は全力を挙げて食糧総合生産能力増強行動を展開し、第11次5カ年計画(2006ー2010年)期間に毎年平均総合生産能力を50億kg向上させ、単位面積収穫量を1ポイント上昇させて、食糧総合生産能力5億トンの達成を目指すことになった。
農業部の杜青林部長は、「これからの一時期、各級農業部門は食糧生産能力増強行動を展開し、資源保障能力、科学技術サポート能力、物質的装備能力、災害防止コントロール能力、政策的支持能力を弛まず向上させ、2006年度における作付け面積の安定、単位面積収穫量の安定的向上、優良品質率の5ポイント上昇、コスト削減効率増大の新たな進展を追求し、食糧総合生産能力全面的向上の第一歩を踏み出す」ことを明らかにした。
食糧総合生産能力増強行動の順調で着実な展開を確保するため、農業部は以下の5項目重点業務を打ち出した。
1 優良品質の高生産を主力目標とする。優良品種助成、科学技術の各戸浸透プロジェクトの実施を手段として、優良品質の高生産を主要目標とし、水稲、小麦、コーン、大豆、雑穀の高生産を促進し、重点的に水稲栽培の耕作、田植の省略など10項目の増産効率促進技術を推進する。
2 土地測定による施肥調合を拡大する。科学的施肥、有機肥料の施肥増大、化学肥料構造の最適化を推進する。土地測定による施肥調合面積を6.8億ムー(15ムーは1ヘクタール)にまで拡大し、プロジェクト区の1ムー当りコスト削減効率向上25元以上の実現に努力する。
3 耕地品質改善の推進。優良食糧産業プロジェクトと新たな沃土づくりプロジェクトにより、一連の技術を普及させて保護性耕作を展開し、土地の平坦化整備、田間小型水利建設を強化して、高標準の食糧生産地を建設する。
4 生物による災害防除の強化。植物保護プロジェクトと優良食糧プロジェクトの病虫害防止項目により、病虫害総合防止整備技術と新型薬剤散布機械を普及させ、主要な病虫害の予測予報、防除を強化し、災害緊急対応案を完備する。
5 食糧生産経営産業化の促進。農業産業化リーダー企業と農民経済協力組織の発展をさらに支援し、食糧の加工転化を強化して食糧の生産と販売をリンクさせ、食糧産業経営を発展させて、食糧総合生産能力の向上を加速させる。
「チャイナネット」
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