長江の港湾の構造調整およびグレードアップを加速させ、集約化、規模化の発展を図るため、「第11次五カ年計画」期に、中国は3つの面で長江の港湾建設を推し進めることになっている。中国交通部水運司の曹徳勝副司長は次のことを明らかにした。
1、引き続き上海国際水上運輸センターの建設を推し進めること。
上海外高橋港区の役割を存分に発揮させ、江蘇省蘇州市太倉港区の建設プロジェクトを引き続き実施し、上海国際水上運輸センターのコンテナ輸送能力の向上を目指す。
2、いくつかの地域的中枢港の建設を加速させること。
長江の主流にある上海、南通、蘇州、鎮江、南京、馬鞍山、蕪湖、安慶、九江、黄石、武漢、岳陽、荊州、宜昌、重慶、瀘州など主要な港の建設と発展を重視し、そのうち地域的優位のある、地域において中枢港の役割を果たしうる港に対して、それがより大きく、より強くなるよう力を入れてサポートする。
3、港の機能を充実させ、港の構造のグレードアップを図ること。
港の優位性を生かすことを重視し、臨港工業を発展させ、地域経済の発展を促し、港開発の過程で絶えず港の機能を充実させ、近代的物流の発展に適応させ、港のサービス能力とグレードの向上を図る。
曹徳勝副司長はまた、当面、港湾建設の重点は、上海国際水上運輸センターを中核とするコンテナ輸送システム、鉄鉱石の長江経由輸送システム、石炭専門輸送システム、自動車バラ積み輸送システムおよび石油と液体化学工業の長江経由輸送システムという5つの大きな港湾輸送システムの完備である、としている。
「チャイナネット」
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