米経済誌「フォーブス」中国版は8日上海で、中国の中小企業上位100社をまとめた最新ランキング「2006フォーブス中国潜在力100」を発表した。ランキングによると、優れた中小企業を最も多く輩出している地域は前回に続き長江下流域の江蘇省・浙江省一帯で、北京市から選ばれた13社はいずれもハイテク関連企業。総合トップは北京握奇数拠系統公司、2位は北京信威通信技術公司だった。人民日報系の北京紙「京華時報」が伝えた。
ランキングを制作した劉瑞明氏によると、同誌中国版は、業務の中心を大陸部に置く、年売上高6億5千万元以下の中小企業約8千社を対象に調査を実施。企業の成長性、投資回収率、収益力などの各指標別ランキングを元に、発展への潜在力に富む中小企業100社を最終的に選出した。今回選出された100社の平均資産額は3億6600万元、平均売上高は3億400万元。過去3年間の、平均売上高増加率はほぼ倍増に当たる96%に達し、平均利益増加率は1.45倍、平均投資回収率は14%、平均資産回収率は32%、平均利益率は15%に上昇した。
地域別にみると、浙江省から21社、江蘇省から10社が選出された。広東地区は製造業での優位がやや揺らぎ、13社にとどまった。北京市からはハイテク分野での絶対的優位を背景に13社が選ばれた。業界別にみると、インターネット、通信、医療機器分野で多くの有望企業が登場した。今回初めてランクインした企業は58社だった。
同誌中国版の周鵬主編(編集長)によると、今回のランキングは「フォーブス」中国版が今年初めて発表するランキングであり、「中国潜在力100」の2回目の発表になる。(編集KS)
「人民網日本語版」
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