先般、香港で開催されたWTO(世界貿易機関)第六回閣僚クラス会議に出席した中国代表団団長、中国商務部の薄熙来部長は「より多くのTO加盟国が中国の完全な市場経済の地位を認めるよう願っている。ヨーロッパやアメリカはそれを認めてはいないが、中国側との交渉をくりひろげている」と語った。
薄熙来部長はは同会議での発言後に、記者の質問に答えた際、「中国の現在の経済状況から見れば、実際は完全な市場経済の国だと言える。中国の完全な市場経済の地位を認めてはいないが、中国市場に注目し、中国市場におけるシェアにねらいを定めている国もある。これは論理的にはおかしい。世界諸国の経済はもともと多様性のあるものであり、発展パターンには違いはある。中国の経済発展が急速で、目覚しい成果を上げており、中国の人々の生活の質も引き上げられているからには、公正な立場に立って責任感のあるWTOの加盟国は中国の完全な市場経済の地位を事実として認めるべきである」と語った。
薄熙来部長によると、過去二年間に、数多くの国は公正と正義を堅持し、中国の完全な市場経済の地位を次々と認めた。アメリカとEUの有識者もこれを考慮に入れており、やがては認めるに違いないと中国側は信じている。現在、EUの要人の多くは「いち早く中国の完全な市場経済の地位を認めるべきである」と考えている。
「チャイナネット」
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