商務部によると、中国の世界貿易機関(WTO)加盟からの4年間について、WTOの加盟国や国際世論は、中国が承諾事項を積極的に履行していることを高い評価を得ているという。
WTOの年度審議で、中国はWTOメンバーから全体的に肯定的な評価を受けた。前WTO事務局長のスパチャイ氏も、中国が多国間貿易の枠組みに参加して以降、驚くべき成果を挙げたと称賛し、中国の活躍に高い点数をつけるべきだ、と述べた。スパチャイ氏は「中国は加盟に際し、自国の経済とWTOの諸規則を一致させるために、義務を負うという強い意思表示をし、(この立場は)これまで揺らいでいない。承諾事項を履行する任務は非常に困難だが、そのすべての過程で、私たちは中国がWTO加盟時の様々な承諾を履行するのを目の当たりにした。全体として、中国は非常によい働きをしている」と話した。
WTO現事務局長のラミ氏は、中国が世界経済に果たしている貢献を称賛した。ラミ氏は「承諾事項を履行するにあたり、中国は決定的な段階に入っており、WTOメンバーは中国が承諾事項を履行する様子に勇気付けられている。中国の力強い成長は、過去数年間、輸出に依存する世界の経済成長の重要な牽引役となった」と述べた。
在中国米国商工会議所と在上海米国商工会議所が同時に発表した「2005年米国企業中国白書」によると、商会会員の90%が、今後5年間の中国の発展を楽観視していた。また会員の60%が、米国商品とサービスにとって、中国は単なる輸出基地ではなく、急速に成長する消費市場と考えている。
米中貿易全国委員会が2005年に会員に行った調査によると、中国で活動する米国企業の絶対多数が、中国政府はWTOの義務履行について非常によくやっている、と考えている。
欧州商工会議所が発表した「EU企業中国建議書」も、中国がWTOの承諾事項を履行する努力を称賛した。この調査によると、61%の会員が、中国はWTOの承諾事項を主体的に履行している、と考えている。
世界銀行も、最近発表した報告の中で、この4年で中国の平均輸出増加額は2倍に増え、輸入に関してもWTO加入の影響で爆発的な伸びを示している、と指摘した。米「ウォールストリート・ジャーナル」紙も、中国が2001年12月にさらに市場を開放して以来、中国の輸入が大幅に増加し、昨年の米国の対中輸出額は、01年と比べ80%以上増加した、と報じた。(編集CS)
「人民網日本語版」
|