上海市経済委員会の徐建国主任はこのほど、研究開発の設計、建築設計、メディア、コンサルティング、ファッションなどを含むクリエイティブ産業が、2004年末現在、上海市のGDPの6.6%を占めるようになっており、増加額は491.1億元となったことを明らかにした。クリエイティブ産業を独立した産業として国民経済に対する貢献度を計上することは、上海市では初めてのことである。
このほど行われた上海国際都市クリエイティブ産業フォーラムにおいて、上海市人民代表大会副主任、上海社会科学院経済研究所所長の厲無畏氏は、上海では産業構造の調整がすでに数年間進められてきたが、表面的には大きな改善が見られるようになったにもかかわらず、他の国際大都市と比べると、第三次産業が占める割合がまだ低いほか、従来のサービス業の比例が高く、高付加価値の近代的なサービス業の比例が小さいなど、その内部構造のレベルも低い。クリエイティブ産業を発展させることは、第三次産業の比例とその内部の構造のグレードアップに役立つだけでなく、従来の製造業の付加価値の増加にもプラスとなる、と述べた。
「第十一次五年企画」の中には、クリエイティブ産業は上海の新たな経済成長サイクルにおける支柱産業となることが盛り込まれている。上海市は、クリエイティブ産業パークの建設を皮切りに、自主的な革新能力の向上を促進し、産業構造の調整とグレードアップを目指し、2010年までクリエイティブ産業が市全体のGDPの10%を占めることを目指すことになっている。
「チャイナネット」
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