一部の地方では、保護措置が足りないためや、土地の不法占有によって、中国の基本耕地は現在、すでに1億666万ヘクタールぐらいに減少しました。このほど、河北省の石家荘で開かれた全国基本耕地保護活動会議によりますと、ここ数年、中国全国の耕地面積は約454万ヘクタール減少しました。27の省、市、自治区でも、耕地が減少しました。これについて会議で、国土資源省の鹿心社次官は「国家の食糧安全を維持するため、2010年までに中国の食糧生産能力は5億トン以上に回復させなければならないが、とりあえず、2030年までに6億トンぐらいに増加する目標を目指している。食糧の生産基本として、耕地を必ず高いレベルに保ち、引き続き減少させてはならない」と述べました。
これについて、国土資源省は次の5つの耕地保護を打ち出しました。
第1は、抑制に力を入れ、基本耕地の面積と配置を安定させることです。
第2は基本耕地の保護活動を規範化し、保護策を具体的に実行することです。
第3は、基本耕地の造成を強化することです。
第4は監督管理を強め、基本耕地の面積と質、配置を安定させることです。
第5は基本耕地の保護制度と政策を改善し、責任と利益と結びつける仕組みを確立することです。
この5つの措置の実行によって、耕地の保護がよりよく行なわれることが期待されています。
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