人々の環境保護意識を高めるため、寥さんは北京郊外で180ヘクタールの土地を借りて、ここを教育基地としています。ここに住む農家はみんなごみを分類してから捨て、また太陽エネルギーを使って照明し、無公害農作物を栽培しています。ここを訪れる人々は自然を楽しむと同時に、先進的な環境保護教育を無意識のうちに学びます。今、山、林、湿地そして小川のあるこの土地は40戸以上の農家が住んでおり、すでに環境保護、緑色観光及び環境保護教育が一体化した生態観光地区となっています。
1996年、"北京地球村"が発足した当時、スタッフが2、3人しかいませんでした。現在、この組織はフルタイム・スタッフが15人となり、登録したボランティアが千人ぐらい に達しています。環境保護の理論研究、映画とテレビ製作、コミュニティー教育及び国際交流などの機能をもつNPO組織として"北京地球村"の活動が国際社会と国際のマスコミに注目されています。2000年、寥さんは代表として、国際環境保護分野の最高賞"ソフィエ賞"を受賞しました。同年、環境保護分野で収めた成果で中国政府から"緑色文明大使"の称号をもらいました。また、2008年北京オリンピック組織委員会の環境問題対策の顧問となりました。
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