寥さんはこれまでにずっと素朴で簡素な生活を送っています。彼女は車も運転しませんし、エアコンも使いません。彼女のオフィスは八階にありますが、用事がなければ、めったにエレベータに乗らず、いつも階段を利用しています。彼女の話によりますと、カラーテレビ、冷蔵庫と洗濯機という3の器具があれば十分です。というのも、過度な消費の後ろにどんな代価があるかは彼女が分かっているからです。寥さんからみれば、自然かつ健康的な生活が望ましい生活スタイルです。
「資源を守り、命を大切にし、体を鍛え、自然を尊重し、すべての調和を図り、このような生活は望ましい。富は適当に取ればいい。お金を稼ぐ時間を縮め、自分たちの体を大切にし、そのほか、自然に注目し、私たちの心を豊かにする必要がある」と話してくれました。
寥暁義さんには18歳の娘、可楽さんがいます。彼女は母親から影響を受け、生活の中で環境保護主義者でもあります。普段、洗濯後の水或いは野菜を洗ってからの水を使って、床を拭いたり、トイレを洗ったりしています。また彼女は紙一枚でもめったに無駄にせず、外食する際、いつも箸を持っていき、節約に心がけます。心の中にある母親の姿について、
「お母さんが私に与える影響は非常に大きい。いつも日常生活の中で小さなことを通して生活の知恵を教えてくれる。例えば、環境保護の理念とか、生活上の哲学とかいろいろな知識をお母さんに教わった」と語ってくれました。
今、寥さんは中国生態文化に関するドキュメンタリーを作る計画を立てています。可楽さんは母親を手伝っています。2人はこのドキュメンタリーを通して、より多くの人が生態環境に関心を寄せ、私たちが一緒に住んでいるこの地球に目を向けることを期待しています。
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